離婚した未成年の子供を抱える母親への支援として、児童福祉法に基づき作られたものに母子生活支援施設があります。

 

 

これは様々な理由で母子で生活を送る親子に対し保護や自立の支援を行う施設で、各市町村の福祉事務所にて入所の相談、申し込みができます。以前は母子寮とも呼ばれ戦後、死別母子家庭が多くあった時代に母子の保護場所として大きな役割を担ってきました。

 

 

しかし時代と共に母子家庭の抱えるものにも変化があり、生別母子家庭の数が急激に増え、親子の抱える経済、就労条件も厳しいものとなっています。そしてこれらの変化に対応するため1998年に児童福祉法が見直され、「保護」から「保護するとともに、生活を支援する」という目的に名前も改正されました。そのため退所した者においても、相談や支援をするなど、その働きは大幅に拡大しています。そしてこの施設が重要視されるもう一つの目的として、近年社会問題となっているドメスティックバイオレンスの被害を受ける被害者の一時保護場所ともなっています。

 

被害者の安全な生活を確保すると共に精神的に深いキズを負った母親や子供の心のケアが心理療法担当の職員によって行うなど積極的な支援が行われています。